8月 葉月

2015年8月1日

蝉の声がにぎやかな季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。それぞれご家庭では、夏のメニューが食卓にあがっていることと思います。

ところで、朱色の漆器は暑い季節にはあまり向かないということを耳にします。でも、朱の漆器といっても様々な色合い・塗の仕上げ方があるので一概にそうとは言えません。たとえば、蝋色仕上げで光沢ある朱の漆器は、涼やかなガラス食器に差し色として合わせると、テーブルを華やかにしてくれます。そして、塗立(ぬりたて)の朱は、薄く繊細に挽いた木地の漆器であれば、軽やかに楽しむことができます。

朱色は、四季折々私たちに多彩な表情を見せてくれる西欧にはない上品な色。自分の感性で色々と楽しみましょう。写真は、ゴールドの装飾をあしらったガラス皿と蝋色仕上げの輪島塗5寸皿。

 

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