9月 長月

2015年9月1日

虫の音が耳に心地よい季節になりました。ついこの間、「涼を呼ぶ器を食卓に」と準備したばかりのような気がしますが、これからは、冬にかけて温かなテーブルづくりがよいですね。その温かみを演出する時に重宝なのが漆器。天然木の木地に、何層も贅沢に漆を塗り重ねた漆器は、やわらかい風合いです。黒というクールな色でも、上質な漆を塗り重ねてある品は、温かみを感じます。写真の漆器は、浄法寺漆の長手箱。洋菓子でも和菓子でもきれいに納まります。ノリタケのコーヒーカップは、収穫の秋、稲穂が夕暮れ、金色に輝く風景を重ね合わせて装飾がゴールドのものを選んでみました。黒塗り×ゴールドは温かみあるベージュ系のテーブルクロスをベースに定番の組み合わせです。

問い合わせ当サイトの運営について