4月 卯月

2016年4月1日

今年も春がやってきました。花の季節の到来です。
お花見を楽しんだり、自宅に友人を招いてお茶や食事を楽しんだり、お庭の手入れをしたくなったり・・・、断然活動的になりますよね。

ところで、秋冬に温かみあるテーブルを演出してくれた朱色の漆器は、この時期くらいから少し重たい感じがする・・・という声を耳にすることがあります。きっとそれは、秋冬シーズンになると雑誌などで漆器を目にする機会が多くなっていて、いつのまにか「漆器=秋冬の器」というイメージがすり込まれてしまっているのではないでしょうか。どんな朱色の漆器でもコーディネート次第で色々な表情になるので、1年を通して楽しめるはずです。

春になったら淡い色の器などをメインカラーにして朱色を組み合わせれば、軽やかにそして控えめな華やかさあるテーブルを演出できます。
写真は、淡い色の萩焼煎茶碗、夏にかけて重宝する竹細工のかごと組み合わせて撮ったもの。朱色の小さな三段重(¥70,000-)は、「摘み重」と名がつけられている輪島の塗師・吉田宏之さんのものです。

朱色の漆器をお持ちの方、秋冬には主役で活躍だった朱漆は、この季節からテーブルコーディネートの名脇役となります。是非ご自身の感性で楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

問い合わせ当サイトの運営について